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INCA-SIP （Simulink統合パッケージ） V7.1

ご紹介

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INCA-SIP V7.1

アジェンダ

１．製品概要 ２．ユースケース ３．お客様メリット ４．FAQ ５．システム要件

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− INCA-SIPはMATLAB Simulinkで実行中のモデルに対して、INCAから直接接続し、Simulinkモデルに対する計測／適合を行います。

INCA-SIP V7.1

製品概要

INCA-SIP データ変換 XCP 通信

制御機能開発者

MATLAB Simulink® INCA

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− INCA-SIPは

Simulinkモデルを分析して、計測／適合用の変数を抽出します

抽出結果からA2Lファイルと仮想的なHEXファイルを自動生成します

生成したA2Lファイルを元にINCA上にECUプロジェクト／ワークスペースを作成します

INCAから計測を開始すると連動してSimulink上でシミュレーションが開始されます

シミュレーションの演算結果が測定値としてINCA上に表示され、適合変数の変更結果はSimulinkへ反映します

シミュレーションが実行されている間、INCAとSimulinkはXCPプロトコルで通信します

INCA-SIP V7.1

製品概要

A2L S19 モデル

シミュレーション XCP 標準プロトコル

INCA ワークスペース

通信処理

IMLAPP （Mathworks API)

自動生成

INCA-SIP

※MATLAB/SimulinkとINCA、INCA-SIPは同一PC上で動作させる必要があります。

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− Simulink上で行われた適合データの活用

モデリングツールにより制御モデル開発を進めていく中で、机上のシミュレーションが終了し 初期の適合データ※を実装コードに手作業で反映するケースも考えられます。 その作業はINCA-SIPで自動化し、作業時間の短縮、ヒューマンエラーの防止等を図ることが可です。

INCA-SIP V7.1

ユースケース（１）

※ 新しく作成した制御モデルに最初に設定する机上で算出した適合データ

Simulink 開発環境

API

新しい制御モデル

机上適合データ INCA

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−実機で行われた適合データをSimulink上で活用

新規作成の制御モデル検討時に、実機適合データの利用が容易にできます 1. シミュレーションをより現実的な実機適合データで再度検討 2. 追加の制御モデル検討時も、他の制御モデルは実機適合データを使用して実行

INCA-SIPはこのようなケースを想定し、INCA上で実機で適合をしたデータをモデリングツール上の モデルにインポートする機能を備えています。

INCA-SIP V7.1

ユースケース（２）

Simulink 開発環境

API

新しい制御モデル

実機適合データ

INCA

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− INCA上で取得された実際の計測値をログファイルとして保存、Simulinkモデルの入力（Stimuli）データとして利用

モデルベース開発の最も大きなメリットとして、机上のシミュレーションがあります。しかし、実際は シミュレーションをするための入力信号の作成が、意外と手間のかかる作業です。

INCA-SIPを使用することでINCAで計測したデータをSimulinkに取り込み、シミュレーションの入力 信号として活用することが可能です。

この機能は、お客様のシミュレーション環境の効率化、精度向上に大きなメリットをもたらします。

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ユースケース（３）

Simulink 開発環境

API

実機計測データ

実記計測データでのシミュレーション実行

INCA

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今までなかった制御開発者と適合エンジニアを結びつけるツールとして活用

新しく開発された制御を適合エンジニアが早い段階で利用可能

量産からのフィードバックを制御開発で再現可能

試作の制御モデルを前倒しで適合することにより時間短縮、リソースの軽減

ECU等のプロトタイプを待たずに適合作業が行える

Simulinkモデルをコンパイルすることなく実行可能

制御開発プロセスでINCAを一貫して活用

効率的な開発が実現 (共通したデータ交換やツール操作)

開発コスト削減 (保守、複数ツールのトレーニング等)

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お客様メリット

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INCA-SIP V7.1

FAQ（１）

Q1. Real-Time Workshop（Simulink Coder）は必要か？ A. 必要ありません。

Q2. 他のハードウェアや計測モジュールと併用できるか？

A. できません。モデルの実行のみとなります。 Q3. Simulinkのモデリングルールを変更する必要があるか？

A. ほとんど必要ありません。SimulinkモデルがASAMで定義されている名称ルールと 異なる場合でも、INCA-SIPは自動的に名称を補正してINCAでの計測／適合を可能にします。 ただし後述のようなINCA-SIPがサポートしていないモデルを含む場合、一部修正が必要な 場合があります。

Q4. 64bit版Simulinkでも利用できるか？

A. できます。（詳細な対応バージョンはP.11をご参照ください。） Q5. モデルリンクは使用可能か？

A. シミュレーション実行はできますが、リンク先のモデルに対しての計測／適合はできません。

ASAM準拠していない命名ルール例 ASAM準拠命名規則へ

自動変換

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INCA-SIP V7.1

FAQ（２）

Q6. ライブラリリンクは使用可能か？ A. ライブラリリンクはサポートしていませんので、INCA-SIP使用時には一時的に リンクを切る必要があります。

Q7. マスク化されたサブシステムの中は解析できるのか？

A. デフォルトではマスク化サブシステムの中も解析されます。解析スクリプトの 修正で、マスク化サブシステムの中を解析しないように変更することもできます。

Q8. S-Functionは使用可能か？

A. 使用可能です。 Q9. カスタムブロック（カスタムライブラリ）に対して解析は行えるのか？

A. 別途エンジニアリング対応にてカスタムブロックへの解析対応（測定／適合 変数としての抽出）は可能です。

Q10. 測定変数の適合（RAM値の上書き）は可能か？

A. サポートしていません。 Q11. オートメーションツールとの併用は可能か？

A. 使用可能です。シミュレーション実行中はSimulinkとINCAはXCPプロトコルでのみ 通信し、INCAのCOM通信（ASAP3接続など）はオープンの状態となります。

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INCA-SIP V7.1

システム要件（INCA-SIP V7.1.6）

ソフトウェア要件

INCA Ver7.1 SP.6以上

（最新版のサービスパックの使用を推奨）

MATLAB/Simulink

• 2010a/b • 2011a/b • 2012a/b • 2013a/b • 2014a

（※32bit版、64bit版含む）

ハードウェア要件

ハードディスク空き容量 1GB以上（ユーザーデータを除く）

（10GB以上を推奨）

※その他の要件はINCA及びMATLABの要件に準じます

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