記者発表資料№3令和2年3月 伊豆の国市長定例記者会見...

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令和2年3月伊豆の国市長定例記者会見 記者発表資料№3 タイトル 伊豆の国市かわまちづくり計画の登録について 担 当 課 都市整備部 都市計画課 担当:石井 (電話:055-948-2909 内線:2723) 1 計画策定の目的 伊豆の国市を流れる狩野川の河川空間は、健康志向の高まりからウォーキングや ランニング、サイクリングなど多様な形態で利用され、利用者も増加傾向にあり、 特に東京2020オリンピック・パラリンピックの自転車競技がベロドロームで開催さ れることから、サイクリングを目的に来訪する方も多く見られます。また、狩野川 の神島地区に隣接する「道の駅伊豆のへそ」は、伊豆の国市名産のいちごスイーツ や静岡・伊豆の特産野菜の販売、世界的自転車メーカーの展示・試乗が楽しめる複 合施設として高い集客力を誇ります。 このような背景のもと、自然環境や地域住民の憩いの空間を保全することなど、 「まちづくり」と「かわづくり」が一体となった地域の活性化及び新たな水辺空間 の創出が求められています。 伊豆の国市の「かわまちづくり計画」は、狩野川を軸とした地域の魅力・賑わい 再生に向けた水辺空間の整備、狩野川の原風景に接し、サイクルツーリズム、地域 祭事、遊び体験ができる機能の整備を行い、健康増進、地域振興、子供たちの豊か な成長に貢献することを目的とするものです。 2 計画の登録について 市では、平成31年2月に、「伊豆の国市かわまちづくり協議会」を設立し、市民や 関係団体とともに、狩野川水辺空間の有効的な利活用や、水辺と周辺地域の魅力向 上を目的とした整備方針についての検討を行ってまいりました。令和2年1月に「伊 豆の国市かわまちづくり計画」を策定し、国に対して計画の登録申請を行っており ましたが、このたび、令和2年3月13日に計画が国に登録されました、 今後は、この計画方針に基づき、地域住民を始めとした関係機関と連携しながら、 水辺空間の整備を進めるとともに、狩野川を軸とした地域の魅力・再生に向けた取 組みを進めてまいります。 3 計画の概要 別紙-1、別紙-2を参照ください。

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令和2年3月伊豆の国市長定例記者会見

記者発表資料№3

タイトル 「 伊豆の国市かわまちづくり計画の登録について

担 当 課 都市整備部 都市計画課 担当:石井

(電話:055-948-2909 内線:2723)

1 計画策定の目的

伊豆の国市を流れる狩野川の河川空間は、健康志向の高まりからウォーキングや

ランニング、サイクリングなど多様な形態で利用され、利用者も増加傾向にあり、

特に東京2020オリンピック・パラリンピックの自転車競技がベロドロームで開催さ

れることから、サイクリングを目的に来訪する方も多く見られます。また、狩野川

の神島地区に隣接する「道の駅伊豆のへそ」は、伊豆の国市名産のいちごスイーツ

や静岡・伊豆の特産野菜の販売、世界的自転車メーカーの展示・試乗が楽しめる複

合施設として高い集客力を誇ります。

このような背景のもと、自然環境や地域住民の憩いの空間を保全することなど、

「まちづくり」と「かわづくり」が一体となった地域の活性化及び新たな水辺空間

の創出が求められています。

伊豆の国市の「かわまちづくり計画」は、狩野川を軸とした地域の魅力・賑わい

再生に向けた水辺空間の整備、狩野川の原風景に接し、サイクルツーリズム、地域

祭事、遊び体験ができる機能の整備を行い、健康増進、地域振興、子供たちの豊か

な成長に貢献することを目的とするものです。

2 計画の登録について

市では、平成31年2月に、「伊豆の国市かわまちづくり協議会」を設立し、市民や

関係団体とともに、狩野川水辺空間の有効的な利活用や、水辺と周辺地域の魅力向

上を目的とした整備方針についての検討を行ってまいりました。令和2年1月に「伊

豆の国市かわまちづくり計画」を策定し、国に対して計画の登録申請を行っており

ましたが、このたび、令和2年3月13日に計画が国に登録されました、

今後は、この計画方針に基づき、地域住民を始めとした関係機関と連携しながら、

水辺空間の整備を進めるとともに、狩野川を軸とした地域の魅力・再生に向けた取

組みを進めてまいります。

3 計画の概要

別紙-1、別紙-2を参照ください。

令和2年3月 伊豆の国市長定例記者会見

記者発表資料(別紙1)

1

伊豆の国市かわまちづくり計画について

1.策定の背景と目的

伊豆の国市は、天城連山に源を有する水量豊富な狩野川が市内中心部を流れ、その狩

野川に沿うように市街地が形成され、湯量豊富な温泉資源に恵まれた温泉街や肥沃な土

壌からなる田園など豊かな自然と調和した美しい景観に恵まれたまちです。

近年、狩野川の水辺空間は、健康志向の高まりから、ウォーキングやランニング、サ

イクリングなど多様な形態で利用され、利用者も増加傾向にあり、特に 2020東京オリン

ピック・パラリンピックの自転車競技がベロドロームで開催されることから、サイクリ

ングを目的に来訪する方も多く見られます。また、狩野川の神島地区に隣接する「道の

駅伊豆のへそ」は、伊豆の国市名産のいちごスイーツや静岡・伊豆の特産野菜の販売、

世界的自転車メーカーの展示・試乗が楽しめる複合施設として高い集客力を誇ります。

このような背景のもと、自然環境や地域住民の憩いの空間を保全することなど、「まち

づくり」と「かわづくり」が一体となった地域の活性化及び新たな水辺空間の創出が求

められています。

伊豆の国市の「かわまちづくり計画」は、狩野川を軸とした地域の魅力・賑わいの再

生に向けた水辺構造の整備、狩野川の原風景に接し、サイクルツーリズム、地域祭事、

遊び体験ができる機能の整備を行い、健康増進、地域振興、子どもたちの豊かな成長に

貢献することを目的とするものです。

2.計画の概要

本計画では、市内を流れる狩野川沿いに芝生広場や多目的広場等の整備によって、来

訪者が集い、憩うことのできる親水空間の創出を図ります。また、民間事業者にも参画

を促し、アウトドア体験や飲食等ができる魅力ある水辺空間を創出し、観光・産業振興

の創出を図ります。

3.施策の内容

<国(河川環境整備事業)> <伊豆の国市>

※かわまちづくり計画に基づく支援 ・多目的広場(土系舗装)

・水辺広場基盤整備 ・芝生広場(張芝)

・平地造成(盛土)、親水階段、坂路 ・ベンチ、サイクルラック、洗い場

・管理用通路、緩傾斜法面 等 ・案内看板、誘導看板

・深沢川への飛石整備

4.計画の策定体制

令和2年3月 伊豆の国市長定例記者会見

記者発表資料(別紙1)

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計画策定に際しては、実現性の高い「かわまちづくり計画」を策定するため、「伊豆の

国市かわまちづくり協議会」及び協議会の下部組織となる「作業部会」を設置し、水辺

空間整備の実現、整備後の活用施策等について検討を行いました。

<伊豆の国市かわまちづくり協議会>

[構成員]

関係団体 …神島区、狩野川漁業協同組合、道の駅伊豆のへそ、㈱大仁まごころ市場、

伊豆の国市商工会、伊豆の国市観光協会

行政機関 …伊豆の国市都市計画審議会、伊豆の国市都市整備部、市長戦略部、

国土交通省沼津河川国道事務所

オブザーバー …静岡県沼津土木事務所

[事務局]

伊豆の国市都市計画課、国土交通省沼津河川国道事務所(調査課、河川管理課)

<伊豆の国市かわまちづくり作業部会>

[構成員] (民間事業者 WG、地域・祭事 WG)

関係団体 …神島区、狩野川漁業協同組合、道の駅伊豆のへそ、㈱大仁まごころ市場、

㈱村の駅、㈱時之栖、㈱ミヤタサイクル、青少年活動推進員会、

大仁少年サッカークラブ、静岡県スケートボード協会、

伊豆の国市観光協会、伊豆の国市商工会、伊豆の国市観光課等

5.これまでの経緯

日 程 内 容

平成 30 年 7 月 「道の駅伊豆のへそ運営会議」より、神島橋付近の水辺空間利用に関

する相談を受ける

7 月 「かわまちづくり」支援制度の打合せ(都市計画課、国土交通省)

7 月 関係団体等の選定、協議会の設置準備

9 月 今年度のスケジュール確認、関係団体を交えた勉強会の準備

10 月 関係団体を交えた「第1回勉強会」の実施、協議会設置の準備

12 月 関係団体を交えた「第2回勉強会」の実施

平成 31 年 2 月 第1回協議会の開催(制度の主旨、スケジュールの説明、意見聴取)

3 月 関係団体を交えた「第3回勉強会」の実施

令和元 年 5 月 ニーズ把握調査(道の駅伊豆のへそ等におけるアンケート調査)

5 月 第2回協議会の開催(計画素案に対する意見集約、方針案の確認)

5 月 区長連合会理事会において内容説明

6 月 関係団体を交えた「第1回作業部会」の実施

令和2年3月 伊豆の国市長定例記者会見

記者発表資料(別紙1)

3

8 月 第 12回伊豆の国市都市計画審議会において内容説明

8 月 関係団体を交えた「第2回作業部会」の実施

10 月 第3回協議会の開催(方針、整備メニューの決定)

11 月 関係団体を交えた「第3回作業部会」の実施

12 月 第4回協議会の開催(計画内容の確認、承認)

令和2 年 1 月 国への計画申請

2 月 伊豆の国市狩野川利活用調整協議会の設立

3 月 登録

6.今後の体制について

今後は令和5年(2023年)の供用開始に向けて「利活用調整協議会(仮称)」を設置し、

神島地区及び中島地区の河川敷地の適正かつ公平な利用と円滑な管理運営を実現するた

めの必要な事項について、十分検討を行っていきます。

7.計画策定から供用開始までのスケジュール(予定)

※都市・地域再生等利用区域とは

一般的に、河川の占用は公共性の高い利用に限られていますが、市町村等の要望を

受け、河川管理者が河川敷地を「都市・地域再生等利用区域」に指定することで、民

間事業者がイベントやオープンカフェ、キャンプ場などの営利活動を常時行うことが

可能となります。

R 1 R 2 R 3 R 4 R 5

かわまちづくり協議会

利活用調整協議会(仮

称)

伊豆の国市

国土交通省

計画策定に

向けた検討

施設整備( 広場舗装、 張芝等)

都市・ 地域再生等利用区域

指定に向けた検討

実証実験の結果等を考慮し

管理運営方法を検討

供用開始計画登録

都市・ 地域再生等利用区域※の指定( 国)

国へ要望

国へ申請

区域の利用、 管理運営に関する

ルール検討・ 調整

営利活動を行う 民間事業者を選定

実証実験の展開

詳細設計 基盤整備( 広場整形等)

第1回

第4回

市長へ提出

ソフト 施策 ハード 施策

かわかんじょう

「伊豆の国市かわまちづくり」(静岡県伊豆の国市)

1.概要

伊豆の国市を流れる狩野川の水辺空間は、健康志向の高まりからウォーキングやサイクリングなど多様な形態で利用され、利用者も増加傾向にあり、特に東京2020オリンピックの自転車競技がベロドロームで開催されることから、サイクリングを目的に来訪する方が多くみられます。

本計画では、市内を流れる狩野川沿いに芝生広場や多目的広場等の整備により、市民や来訪者が集い、憩うことのできる親水空間の創出を図ります。また、民間事業者にも参画を促し、河川敷内にオフロードコースを整備する他、アウトドア体験や飲食等ができる魅力ある水辺空間を創出し、観光・産業振興の創出を図ります。

対象河川 : 一級河川 狩野川水系狩野川 【国管理河川】

市町村名 : 静岡県伊豆の国市

推進主体 : 伊豆の国市

2.整備の内容

国土交通省 : 高水敷整正、階段、管理用通路、坂路 等

伊豆の国市 : 多目的広場(舗装)、張芝、ベンチ、渡り石、サイクルラック、洗い場、案内看板 等

民間事業者 : 自転車オフロードコースの開削

整備イメージ

対象地区

※今後、工事実施のための詳細な設計等を実施 することにより、実施内容を変更する場合があります。

かわかんじょう

:かわまち対象エリア

案内サイン

樹木・ベンチ

かわかんじょう実施状況

堤防天端サイクリング状況

いずのくにし いずのくにし

かのがわすいけいかのがわ

別紙-2