「絹のみち広域連携プロジェクト」 -...

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「絹のみち広域連携プロジェクト」

平成29年11月 関東経済産業局

資料5

「絹のみち広域連携プロジェクト」の狙い

富岡製糸場(富岡市)

絹の道資料館(八王子) 横浜市開港記念会館 (横浜市)

富士吉田・西桂

新宿・八王子・羽村

熊谷・本庄・深谷 秩父 岡谷蚕糸博物館(岡谷市)

足利・小山・結城

横浜・相模原

駒ヶ根

上田・須坂

小千谷・十日町・五泉・南魚沼

桐生・伊勢崎

藤岡・富岡・安中・下仁田 安曇野

岡谷・諏訪

広域関東圏には、かつて「絹の道」があり、絹織物産地・事業者や絹関連の産業遺産等が多数存在。 しかし、現状は、産業・観光の両面で低迷。 そこで、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録(平成26年6月)を契機に、 2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、絹関連事業者・施設・地域を結ぶ広域連携プロジェクトを立ち上げた(平成26年8月)。

(自治体、関東農政局、関東・北陸信越運輸局等関係機関連携)

1

みなかみ

「絹のみち広域連携プロジェクト」の方向性

地域を越えた事業者連携による 新商品・ブランドの開発

販路開拓

各施設+産地体験等の連携による 広域観光周遊ルートの開発

各地域の観光振興 2

ものづくり

十日町明石ちぢみ小千谷縮

本塩沢

信州紬

甲斐絹

伊勢崎絣

桐生織

結城紬

秩父銘仙

多摩織

江戸染小紋東京手描友禅

富岡製糸場

岡谷蚕糸博物館

絹の道資料館(八王子)

横浜市開港記念会館

田島弥平旧宅

高山社跡

荒船風穴

秩父銘仙館

駒ヶ根シルクミュージアム

観 光

須坂 製糸家の家(旧牧家)

「やる気」と「連携」をキーワードに、地域や分野を越えた広域連携プロジェクトを組成、事業機会を創出。 ①「絹を活用したものづくり」(新たな高付加価値商品・ブランドの開発、国内外への販路開拓) ②「絹をテーマとした観 光」(広域観光周遊ルートの開発、各地域の観光振興) に取り組む。 これによって、絹関連事業者・市場の成長、インバウンド・交流人口の拡大及び観光消費額の増加を 図り、地域経済の活性化を目指す。

「ものづくり」地域を超えた事業者連携による新商品開発 ①新潟五泉の絹織物と各地染色加工の連携 (1)新たなものづくりへの挑戦 岡田茂樹氏のコーディネートにより、絹の白生地産地 である新潟・五泉の織物事業者(株)横正機業場と、 各地の染色事業者が連携し、新商品開発PJがスタート。 横正機業場(五泉) × 内田染工場 (東京) 小島染織工業 (羽生)等 (2)活動成果 夏衣・法衣用の特殊白生地織物「絽紗」 を地域の歴史・文化を背景にブランド化、 販路戦略を推進。各種展示会・催事を経、 日本橋三越等で常設販売へ。

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②先進企業7社連携による新ブランド創設 (1)新たなものづくりへの挑戦 関東広域圏の各繊維工程の高い技術(織、編、染、 縫) を持つスペシャリスト企業が集結、ファッションディレ クターの下、自ら投資する新ファクトリー・ブランドが スタート。 (画像)ストール 甲斐絹座(富士吉田・織)× 丸加(横浜・捺染)× 内田染工場(東京・染) (2)活動成果 技術力を持った企業が産地を越えて連携、 高い技術の掛合わせとバリエーションを 備えたブランド「cilk」を創発。表参道 セレクトショップで展示会を開始。

③産地間連携による伝統「銘仙」の新展開(1)新たなものづくりへの挑戦 かつて女性の日常のおしゃれ着として一世風靡した、 関東にしかない絹織物「銘仙」。足利と秩父の5事業 者が産地を越えて連携、現在のライフスタイルに合う ファクトリーブランドに構築。 (秩父)碓井捺染、寺内織物、逸見織物 (足利)ガチャマンラボ、鶴貝捺染工業 (2)活動成果 松屋銀座店で2週間の催事と1ヶ月 の展示を実現。多数のメディアにも 取り上げられ、「銘仙」への関心の 高さを次に繋げる。

■「ものづくり」創出のきっかけづくり <グローバルブランド創出研究会の開催(平成27年度)> 概要:地域や分野を超えた新たな連携による絹関連新商品

ブランド開発のきっかけづくりのため、セミナー・交流会を開催。

◆第1回:「クールジャパンで世界に売り込む」 (株)海外需要開拓支援機構 代表取締役 太田 伸之 氏 ◆第2回:「中小企業だからできる世界への挑戦」 佐藤繊維(株) 代表取締役 佐藤 正樹 氏 ◆第3回:「シルクをクリエーションにどう活かすか?」 matohu デザイナー 堀畑 裕之 氏、関口 真希子 氏

㈱横正機業場HPより引用

①信州シルクロード(長野県) (1)組織概要 絹のみち広域連携プロジェクトを契機に 「信州シルクロード連携協議会」が設立。 岡谷・駒ヶ根・上田・須坂の4市を中心 に長野県内17自治体・16団体が参画。 (平成29年度現在) (2)活動内容 「地方創生交付金」等活用して事業推進 ①信州シルクロード連携パンフ・HPの作成 ②広域観光周遊ルートの調査、開発 ③信州シルクロードPRイベントの開催 ④外国語対応観光ボランティア養成

「広域観光」各地における絹のみちの創発・地域間連携の拡大

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②上武絹の道(群馬県・埼玉県) (1)組織概要 NPO産業観光学習館を中心に 群馬4(富岡・藤岡・伊勢崎・ 下仁田)、埼玉3(本庄・深谷・ 熊谷)の7首長が「上武絹の道 運営協議会」を結成。 (2)活動内容 ①平成26年内閣府「地域活性化モデルケース」選定 ②同年補正経産省「地域イノベ」で基礎調査を実施 ③平成27年「地方創生加速化交付金」でWEB・広報等 ④平成29年「日本版DMO」候補に登録、本格事業開始

③横濱に続く日本シルクロード(横浜×北関東) (1)組織概要 横浜観光コンベンション・ビューローが 主導。横浜に続く「絹のみち」を 「Around Tokyo」の有力ルートとして 海外発信。 (2)活動内容 ①関東運輸局ビジットジャパン事業採択。 中国・台湾をターゲット。 横浜~川越・飯能・富岡・沼田・足利へ 旅行会社・メディアを招請。 台湾旅行会社がツアーを造成。 ②民間事業者とも連携。はかま着付 体験「横濱ハイカラ」プロモーションを推進。

④絹のみち広域スタンプラリー (1)組織概要 東日本高速道路(株)(NEXCO東日本) が高速道路を活用した絹のみち広域 スタンプラリーの事業連携を提案。 (2)活動内容 ①平成29年度は関東管内17自治体の 絹関連施設とNEXCO東日本エリア 8箇所のSAを巡る「絹のみち広域 スタンプラリー」を開催。 ②関越道上里SAでPRイベントも実施。 糸つむぎ・まゆクラフト体験、甲冑試着等 を通じて絹関連地域への誘客を促進。

「絹のみち未来サミット~絹のみちから絹の国へ」 日 時:平成29年3月17日(金)14:30~17:30 (シンポジウム)、18:15~20:15 (交流会) 平成29年3月18日(土)19日(日)(全国の絹関連事業者27社による展示販売会) 場 所:富岡製糸場・東置繭所 参加者:約160名(自治体32団体77名、民間35名、大学・金融・支援機関等33名他) 概 要:「絹のみち広域連携プロジェクト」の3年間にわたる成果を発表するとともに、 「シルクのまちづくり市区町村協議会」と連携し、こうした広域連携の取組が「広域関東圏」 から「日本全国」に広がり、絹産業振興と地域経済活性化を通じ、新たな「絹の国」の魅力 が世界に届くよう「未来に向けたメッセージ」を発出。

国宝「東置繭所」内特設ステージ

世界遺産「富岡製糸場」

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「絹のみちの未来に向けたメッセージ」

左から関東局長、藤岡、前橋、富岡、伊勢崎、下仁田、京丹後の絹関連自治体首長

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